ここから本文です。
- 現在のページは
- ホーム
- 診療科・部門
- 【診療科】消化器外科
- 鼠径ヘルニアについてです。
鼠径ヘルニアについて
一般的には“脱腸”と呼ばれ、足の付け根部分が膨れる病気です。医学用語で足の付け根のことを“鼠径(そけい)”、何かが飛び出ることを“ヘルニア”と呼び、正式には“鼠径ヘルニア”と言います。鼠径ヘルニアは自然に治ることはありませんので、根治のためには手術が必要となります。


手術を行わず様子をみていた場合には、少ない頻度ながらおなかの中から飛び出した腸などが戻らなくなり(“嵌頓(かんとん)”と言います)、腸が腐って腹膜炎を発症し、緊急手術が必要になることがあります。
手術はおなかの中から治療する腹腔鏡手術と、足の付け根を直接切開して治療する方法がありますが、当科ではヘルニア門(腸などが飛び出す穴)の良好な視認性や低い再発率などから、腹腔鏡手術を第一選択としています。

おなかの中から鼠径部を観察した映像

専用のシートで穴(ヘルニア門)を塞ぎます。