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国家公務員共済組合連合会 吉島病院

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【診療科】消化器外科の下層の
胃がんについてです。

胃がんについて

胃がん治療は、内視鏡的切除(胃カメラを使って病変を切除する)、外科手術、化学療法(抗がん剤治療)の3つが中心であり、治療法はその進行度により決まります。
当科では、日本胃癌学会が作成した胃癌治療ガイドラインに基づき、病変の位置や進行度により切除範囲や再建方法を決定しています。

赤い点線で切除範囲を示した図

現在当科では、多くの患者さんに低侵襲である腹腔鏡下胃切除術を行っていますが、胃の切除および切除後の再建(食べ物の通り道を新たに造り直すこと)までおなかの中で行う“完全腹腔鏡下胃切除術”を取り入れています。従来の、再建はおなかの外で行う“腹腔鏡補助下胃切除術”と比べて、“完全腹腔鏡下胃切除術”はさらに小さな傷で手術を完遂することができ、切除した胃を取り出すための3cmほどの傷が一番大きな傷となります。
また、診断時点で切除不能と判断され、化学療法が適応とされた患者さんで、化学療法が奏効し、切除可能となった場合には、積極的にconversion(“コンバージョン”;転換、切り替え)手術を行っています。これにより、進行胃がんであっても根治を目指せるようになり、さらには重要臓器の温存も可能となることが期待されています。

胃がんによる症状(出血、通過障害など)が強い場合には、症状緩和を目的に、胃切除やバイパス術(胃と小腸をつなぐ手術)を行うこともあります(これを“緩和手術”と呼びます)。